気になるニュース | 緊急地震速報で「M9.9」誤報、東日本大震災の約22倍という規模に驚きの声

誤報の緊急地震速報に表示された「M9.9」は、もし実際に起きていた場合、東日本大震災の約22倍のエネルギーになるという解説が注目されています。

そこで本記事では、「M9.9」と表示された速報の話題を入り口に、以下の4つの構成で気になる情報や役立つ豆知識などをお届けします。

  1. 緊急地震速報の誤報と「M9.9」の規模に関するニュース紹介。
  2. 「避難生活の健康と動物の行動」に関する2つの豆知識。

    地震の揺れより避難所が危ない?地震後の避難生活で命を落とす人が急増中

    犬や猫の異常行動は災害の前兆?動物が人間より早く地震を察知できる理由

  3. Xのコメントまとめ。
  4. 筆者の感想。

今回のニュースに注目しながら、避難後の健康や地震予知をめぐる知識も身につけていただき、いざというときに自分や家族を守る備えを改めて考えるきっかけになれば幸いです。

それでは早速、緊急地震速報に表示された「M9.9」のニュースから見ていきましょう。

誤報の「M9.9」と地震のエネルギーのニュース情報

今回の緊急地震速報と地震の規模に関するニュースをまとめました👇。

今回の「M9.9」という表示をめぐる話題をきっかけに、揺れから逃れた後の健康と動物による地震予知の現状について、備えを見直すための2つの豆知識をご紹介します。

地震の揺れより避難所が危ない?
地震後の避難生活で命を落とす人が急増中

地震による死者というと、建物の倒壊や津波を想像する方が多いでしょう。

しかし実際には、揺れが収まった後の避難生活の負担や持病の悪化などによる「震災関連死」が、直接死を上回った災害もあります。※2

東日本大震災では2023年12月末時点で震災関連死が3,802人に達し、そのうち66歳以上が3,363人と約88%を占めています。※1

震災関連死とは何か?

震災関連死とは、建物倒壊や津波などの直接的な被害とは別に、負傷の悪化や避難生活等の身体的負担による疾病などで亡くなり、災害が原因と認定された死亡を指します。※1

復興庁が公表した東日本大震災の3,802人という数字は、2023年12月31日時点の累計であり、現在の人数を示すものではありません。※1

熊本地震については、内閣府の2022年6月の検討会資料に、2022年4月時点の関連死226人、直接死50人と示されています。※2

なぜ避難生活が命を奪うのか?

避難生活では、プライバシーの不足、寒さや暑さ、衛生状態の悪化などが心身の負担になります。※3

高齢者や持病のある方では、移動の疲労や環境の変化、必要な医療・介護が途切れることにも注意が必要です。※2※3

また、車中泊などで長時間同じ姿勢を続けることによる血栓症も問題となり、避難所だけでなく自宅等での健康状態にも目を向ける必要があります。※2※3

関連死を防ぐために私たちができること

避難所では、段ボールベッドや間仕切り、温度管理などによって生活環境を整える取り組みが重要です。※3

高齢者や持病のある方は、不調や支援の必要性を早めに伝え、自治体の案内に沿って医療・福祉サービスや福祉避難所につながることが大切です。※2

日頃から、お薬手帳などで服薬情報や健康状態を確認できるようにしておくと、支援者に必要な情報を伝えやすくなります。※3

地震の被害は揺れが収まった後も続きます。

避難をためらうのではなく、安全な場所へ移った後の生活の質も高めることが、震災関連死を減らすために欠かせません。

犬や猫の異常行動は災害の前兆?
動物が人間より早く地震を察知できる理由

「地震の前に犬が吠え続けた」「猫が落ち着かなくなった」という話を聞いたことがあるかもしれません。

こうした行動と地震との関係は研究対象になっていますが、動物の様子から地震を確実に予知できるとは確認されていません。※4

研究で検討されている可能性と、現時点で分かっている限界を見ていきましょう。

地震前の「警告行動」は確認されている?

動物が地震の前に普段と違う行動をしたという報告はありますが、「約48時間前から必ず変化する」と判断できる根拠は、今回確認した資料からは得られませんでした。※4※5

地震と台風は仕組みの異なる現象で、両者をまとめて一定時間前に予知できると説明することも適切ではありません。

犬や猫の行動を考えるときには、地震以外の原因でも変化が起こる点を押さえておく必要があります。※4

吠える、食欲が落ちる、落ち着かないといった様子があれば、まず体調や生活環境の変化を確認することが大切です。

動物の感覚と災害の関係は?

では、動物の鋭い感覚が、地震前の現象に反応する可能性はあるのでしょうか。

気象庁は、動植物の中には音、電気、電磁波、匂いなどを感じ取る能力に優れたものがいると説明しています。※4

一方で、地震の前に異常行動をする理由については、科学的に説明できていない状況です。※4

「内耳が人間の約10倍敏感」「地震前の電磁波を必ず感知する」といった説明を、犬や猫に共通する確定的な仕組みとして扱うことはできません。

観察記録と予知の信頼性は別のもの

動物の行動と地震の関係を調べるには、地震が起きなかった場合も含めた記録を積み重ねる必要があります。

琵琶湖博物館には「野生生物の予知能力調査」の報告があり、こうした身近な観察を集める取り組みが行われています。※5

ただし、地震前の変化を記録した事例があっても、それだけで将来の地震の時刻や場所を当てられるとは言えません。※4

気象庁も、日時・場所・規模を確度高く予測する地震予知は、現在の科学的知見では難しいとしています。※4

動物と地震の関係は、引き続き研究が必要な分野です。

ペットの変化を気にかけつつ、避難の判断は気象庁や自治体の情報と周囲の状況に基づいて行いましょう。

Xのコメントまとめ

それでは、緊急地震速報の誤報と「M9.9」の解説について、Xで寄せられたコメントをご紹介していきます。

筆者のコメント

今回のニュースを読んで、まず大きな地震を示す表示が誤報だったことに安堵しました。

同時に、突然「M9.9」という数字を見せられたら、普段は落ち着いている人でも怖くなるだろうと感じます。

東日本大震災の約22倍というエネルギーの比較は、数字が少し違うだけで規模が大きく変わることを実感させる説明でした。

ただ、その比較を、そのまま自分の住む場所の揺れや被害の大きさとして受け取らないようにしたいです。

仮の規模についての解説と、実際に発生した地震の情報は、分けて読む必要があると思います。

速報を見た瞬間は、詳しい計算の意味まで考えている余裕はないはずです。

だからこそ、怖い数字を見て立ち尽くす前に、自分がいる場所で何をするかを決めておくことが大事だと感じました。

家の中なら、今座っている場所の近くに、身を守れる空間があるかを一度見ておきたいです。

仕事中や外出中であれば、いつもの自宅とは違う危険が周りにあることも意識したいと思います。

今回、何か行動した人がいたなら、その行動を無駄だったと考える必要はないのではないでしょうか。

結果的に揺れなかったとしても、いざというときに動けるかを確かめる機会にはなると思います。

一方で、速報によって強い不安を感じたり、過去の災害を思い出したりした方もいるでしょう。

誤報でよかったという言葉だけで、その怖さまで簡単に片づけることはしたくありません。

情報を出す側には、何が誤っていたのか、何が取り消されたのかを、受け手に分かる形で伝えてほしいです。

警報を受け取った側も、最初の画面だけを見続けるのではなく、安全を確保した後に続報を確かめたいと思います。

特にSNSでは、最初の強い印象だけが残りやすいので、私自身も投稿の時刻や訂正の有無を意識して読みたいです。

そして今回の件をきっかけに、揺れから助かった後の生活まで想像することも必要だと感じました。

水や食べ物のほか、家族の薬の情報や、支援が必要な人との連絡方法も確認しておきたいです。

備えを一度に完璧にしようとすると後回しになりがちですが、今日できる確認を一つ増やすだけでも意味があると思います。

大きな数字の怖さを覚えて終わるのではなく、次に速報を聞いたときの具体的な行動へ結びつけたいニュースでした。

離れて暮らす家族がいる場合も、住んでいる地域の避難先や困りそうなことを、何事もない日に話しておく時間を作りたいと思います。

引用文献

  1. ※1 復興庁・内閣府・消防庁「東日本大震災における震災関連死の死者数(令和5年12月31日現在)」。

    https://www.reconstruction.go.jp/files/user/topics/main-cat2/sub-cat2-6/20240301_kanrenshi.pdf

  2. ※2 内閣府「被災者支援のあり方検討会」提供資料「災害時の高齢者、障がい者等の支援~避難生活の課題を中心に~」。

    https://www.bousai.go.jp/kaigirep/hisaisha_shien/dai2kai/pdf/teikyo1.pdf

  3. ※3 内閣府「災害関連死事例集」。

    https://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/pdf/jirei_02.pdf

  4. ※4 気象庁「地震予知について」。

    https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq24.html

  5. ※5 滋賀県立琵琶湖博物館「野生生物の予知能力調査」。

    https://www.biwahaku.jp/uploads/2004_2nd_report.pdf

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