
篠塚大輝さんが会見で菊池風磨さんを「菊池」と呼んだことについて、外部に身内の名前を伝える際のマナーを指摘するX投稿が注目されています。
そこで本記事では、今回の呼び方を巡る話題を入り口に、以下の4つの構成で気になる情報や役立つ豆知識などをお届けします。
- 篠塚大輝さんの「菊池」呼びを巡る話題の紹介。
- 「見た目の印象と魅力」に関する2つの豆知識。 なぜアイドルは「グループで見ると」全員イケメンに見えるのか男性の身体の魅力は、上半身の「強そうな印象」と関係していた
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回のニュースに注目しながら、見た目の印象と魅力にまつわる豆知識も身につけていただき、人の印象の受け止め方について改めて考えるきっかけになれば幸いです。
それでは早速、篠塚さんの呼び方を巡る話題の投稿から見ていきましょう。
篠塚大輝さんの「菊池」呼びを巡るニュース情報
今回の篠塚さんの呼び方について、マナーの視点から意見を述べた一般ユーザーの投稿をご紹介します。
今回の呼び方を巡る反応をきっかけに、人をどう受け止めるかという視点を広げながら、見た目の印象と魅力にまつわる2つの豆知識をご紹介します。
なぜアイドルは「グループで見ると」
全員イケメンに見えるのか
アイドルグループの集合写真を見て、いつもより一人ひとりが魅力的に見えたことはありませんか。
同じ顔でも、単独で見るより集団の中で見るほうが、魅力的に評価される現象が研究されています。
誰かを素敵だと感じるときには、その人の顔だけでなく、写真の見せ方も関わっているのかもしれません。
集団に置くだけで、魅力の評価が上がる
2014年の論文では、同じ顔を単独で見せた場合と、同性の集団の中で見せた場合の魅力評価が比較されました。※1
5つの実験の結果は、集団の中の顔がより魅力的に見える「チアリーダー効果」と整合していました。※1
研究者は、集団の顔の平均的な印象が、個々の顔の見え方に影響するという仕組みを提案しています。※1
グループ写真で印象が変わる理由
研究者の説明では、視覚の仕組みが複数の顔の平均的な特徴を捉え、個々の顔の印象もその平均に近づきます。※1
平均的な顔が魅力的に見えやすいことと組み合わさると、集団の中の一人の魅力評価が上がる可能性があります。※1
ただし、これは全員が必ずイケメンに見えるという法則ではなく、実験で確認された評価の傾向です。
あなたの「一目惚れ」にも、見せ方が関わる
集合写真で気になった人を単独の写真で見ると、印象が違って感じられることもあるでしょう。
写真で受け取る印象は、本人の特徴と、周囲の人や見せ方の両方から生まれると考えると分かりやすくなります。
どちらの写真だけが本当の姿だと決めず、表情や話し方などにも目を向けてみたいですね。
集団の中で顔を見ると、単独で見る場合より魅力評価が高くなる現象が研究されています。
グループ写真の魅力には、一人ひとりの特徴に加え、顔の見え方の仕組みも関わる可能性があります。
好きな人の写真を見比べると、見せ方による印象の違いも楽しめるかもしれません。
男性の身体の魅力は、
上半身の「強そうな印象」と関係していた
男性の魅力を考えるとき、顔立ちに目が向きやすいですよね。
一方、男性の身体の写真を評価した研究では、上半身の強さを感じさせる手がかりと、身体の魅力評価に強い関係がありました。
顔、体つき、表情など、私たちはいくつもの要素から印象を受け取っています。
身体の魅力評価の違いを、強さの印象が7割以上説明
2017年の研究では、男性の身体写真を見た評価者が、身体の強さや魅力を判断しました。※2
強さの推定値は、写真間の身体の魅力評価のばらつきの70%以上を説明しました。※2
これは「人の魅力の7割が筋肉で決まる」という意味ではなく、この実験での身体写真の評価についての数字です。
筋肉や体つきは「強さのサイン」にもなる
研究は、上半身の強さが、身体的な強さや競争力を推し量る手がかりになるという考え方を背景にしています。※2
たくましい肩や腕を見て強そうだと感じることは、身体の印象を捉える一つの例です。
ただし、強そうに見えることと、本人が優しい、頼れるといった性格であることは別の話です。
身長や引き締まりも、身体写真の評価に関係
同じ研究では、強さの推定値に加えて、身長の高さや体の引き締まりも魅力評価と関係していました。※2
これらを合わせると、実験での身体の魅力評価のばらつきの約80%を説明しました。※2
調べられたのは身体写真であり、顔と身体のどちらが重要かを直接比較した結果ではありません。
芸能人への好意には演技や言葉遣いなども含まれるため、この数字だけで人気の理由を説明することはできません。
男性の身体写真の魅力評価には、上半身の強さを感じさせる見た目が関わっていました。
70%や80%という数字は実験での評価のばらつきを説明するもので、人物全体の魅力の配分ではありません。
体つきも魅力の一つですが、誰かを好きになる理由はそれだけに限られません。
Xのコメントまとめ
それでは、篠塚さんの呼び方や会見での言葉遣いについて、Xで寄せられたコメントをご紹介します。
以下は個々の投稿者の意見であり、反応全体の割合を示すものではありません。
筆者のコメント
今回の投稿を読んで、私がまず考えたのは、名前の呼び方だけでは、相手への敬意は測れないということです。
普段の会話で先輩の名字をそのまま口にすれば、距離が近いのか、失礼なのかと気になることもあります。
しかし、外部に向けて所属する組織の人について説明する場面では、日常会話とは違う言葉の選び方があります。
会見で聞こえた一言を、いつものメンバー同士の会話と同じように受け止めると、印象が変わってしまうのだと思います。
私は、篠塚さんの呼び方について意見を述べる前に、誰に向かって、どんな立場で話していたのかを確認したいです。
今回の投稿者は、外部に身内の名前を伝える際のマナーとして、その呼び方を受け止めています。
その視点を知るだけでも、最初に感じた違和感を見直すきっかけになるのではないでしょうか。
一方で、知らなかった人を責めたり、社会経験がないと決めつけたりする必要もないと感じます。
言葉の習慣は、働く場所や、これまで経験してきた場面によって違うことがあるからです。
私自身も、知っているつもりの言葉を、別の場面ではどう使うのか迷うことがあります。
そんなとき、理由を落ち着いて説明してもらえると、次から意識しやすくなります。
SNSでも、相手を言い負かすことより、理解できる材料を増やすやり取りが広がるとよいと思いました。
また、会見での言葉遣いが丁寧だったとしても、その一場面で本人の性格や育ちまで分かるわけではありません。
良い印象を持つことは自然ですが、好意的な評価も、確認できる範囲で伝えることが大切だと思います。
今回の豆知識では、集合写真や体つきが、見た目の魅力の評価に関わる研究を紹介しました。
言葉遣いと見た目は違う話ですが、私たちが相手から受け取る印象には、周囲の条件も関わるという点に興味を感じます。
見た目や一言から生まれた印象を、人物全体への評価に急いで広げないようにしたいです。
会見には、本人たちが伝えようとした内容や、その場の状況もあります。
短い動画をきっかけに関心を持ったなら、発言の前後にも目を向ける余裕を持ちたいと思います。
私は、今回の話題を、自分の言葉の使い方と、他人の言葉の受け止め方を振り返る機会にしたいです。
伝える側の配慮と、受け取る側の確認が重なることで、余計な誤解を少しずつ減らせるのではないでしょうか。
引用文献
- ※1 Walker, D., & Vul, E.(2014)「Hierarchical encoding makes individuals in a group seem more attractive」。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24163333/ - ※2 Sell, A., Lukazsweski, A. W., & Townsley, M.(2017)「Cues of upper body strength account for most of the variance in men’s bodily attractiveness」。
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5745404/

















