気になるニュース | 女性が憧れる顔ってどんな顔?理想の顔を巡るX投稿が話題に

「女が憧れるのはこれだよ」というX投稿が、男女の憧れる顔を比べた投稿を引用し、顔の好みを巡る反応を集めています。

そこで本記事では、今回の投稿を入り口に、以下の4つの構成で気になる情報や役立つ豆知識などをお届けします。

  1. 女性が憧れる顔を巡る話題の投稿紹介。
  2. 「俳優の演技と身長」に関する2つの豆知識。
    「自分」を失うことが最高の演技を生む!?俳優の脳内で起こっている驚きの出来事
    低身長の女優が勝ち残る。ハリウッドが隠し持っていた「身長の逆転法則」
  3. Xのコメントまとめ。
  4. 筆者の感想。

今回の話題に注目しながら、俳優の演技や身長にまつわる豆知識も身につけていただき、人の魅力について改めて考えるきっかけになれば幸いです。

それでは早速、女性が憧れる顔を巡る投稿から見ていきましょう。

女性が憧れる顔を巡る話題の投稿

今回の顔の好みを巡る話題の投稿をご紹介します👇。

今回の顔の好みを巡る投稿をきっかけに、写真の印象から女優の表現や活躍にも目を向け、俳優の演技と身長にまつわる2つの豆知識をご紹介します。

「自分」を失うことが最高の演技を生む!?
俳優の脳内で起こっている驚きの出来事

俳優が役に入り込むとき、脳の中では一体何が起きているのでしょうか。

2019年、カナダのマクマスター大学の研究チームが、fMRIで演技訓練を受けた人たちの脳活動を調べました。※1

その結果、自分として答えるときと、役として答えるときでは、自己に関わる領域の活動に違いが見られました。※1

「自分」に関わる脳の活動が、役を演じるときに低下する

研究には、大学で演技を学んだ15人が参加しました。※1

参加者は、自分の立場、知人の立場、ロミオやジュリエットの立場などから、仮想の質問への答えを声に出さずに考えました。※1

役の立場で答える条件では、自分として答える条件に比べ、前頭葉の内側にある自己処理に関わる領域などの活動が低下しました。※1

これは、台詞を実際に読み上げている最中の測定ではありません。※1

研究者は、この結果が演技における「自己の感覚を弱める」過程を反映している可能性を論じています。※1

演技は「何かを足す」だけでは説明できない

演技というと、声や表情を大きく変えて感情を表現する作業を想像しがちです。

しかし今回の研究では、役を演じる条件で一部の脳活動が低下する点が注目されました。※1

研究者は、演技が活動の低下を伴う過程として理解できる可能性を示しています。※1

ただし「自分を完全に消すほど演技が上手になる」と証明したわけではありません。

また、演技による精神的負担や、長期間演じることで起こる健康への影響を調べた研究でもありません。

脳活動の変化と、演技の優劣や負担の大きさは、分けて考える必要があります。

他人の立場を考えることと、役として答えることの違い

この研究では、知人ならどう答えるかを考える条件と、架空の登場人物として答える条件も比較しました。※1

両者には、脳活動の共通点と相違点が見られました。※1

そのため、他人の気持ちを推測することと、役として振る舞うことを、全く同じ作業として扱うことはできません。

一方で、脳の使い方が完全に別物だと結論づけることもできません。

15人を対象とした特定の課題の結果として読むことで、演技の奥深さをより正確に知ることができます。

演技中には、自分に関わる一部の脳活動が相対的に低下するという、興味深い結果が報告されています。※1

「自分を失う」という表現は、この変化を説明するための解釈であり、意識や人格が消えるという意味ではありません。

次に映画やドラマを見るときは、俳優が役の視点をどう表現しているかにも目を向けると、作品の楽しみ方が広がりそうです。

低身長の女優が勝ち残る。
ハリウッドが隠し持っていた「身長の逆転法則」

女優には、すらりとした高身長のイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし2010年に発表された研究では、女優の身長と出演作品数の間に、意外な関係が報告されました。※2

調査対象の女優では、身長が低いほど出演作品数が多い傾向が見られたのです。※2

女優は一般の人より高身長でも、その中では異なる傾向がある

研究者は、映画データベースIMDbに記載された俳優・女優の身長と出演歴を分析しました。※2

職業上の成功の指標には、生涯に出演した映画やテレビシリーズの役の数を用いています。※2

対象の俳優・女優は、一般人口と比較すると平均身長が高い傾向にありました。※2

一方、女優に限ると、身長が低いほど出演作品数が多いという関係が見られました。※2

この関係は、年齢や出生年の影響を統計的に考慮しても確認されました。※2

ただし出演数を調べた結果であり、オーディションの合格率や年収を直接調べたものではありません。

男性俳優には同じ身長との関係が見られなかった

男性俳優では、身長と同じ成功指標の間に、統計的に有意な関係は確認されませんでした。※2

同じ業界の調査でも、男女で結果が異なっていた点が興味深いところです。

ただし、男性の仕事では身長が一切考慮されないという意味ではありません。

演技力や個性のほうが身長より重視されるという説明も、この分析だけでは確定できません。

確認できたのは、調査対象における身長と出演数の関係です。

なぜ関係が見られたのかは、身長だけでは説明できない

身長と出演数の関係があっても、身長の低さが出演数を増やしたと断定することはできません。

共演者との組み合わせや役柄、活動期間など、出演の機会には複数の条件が関わると考えられます。

撮影時の身長差の調整や、小柄な女優が担う役の幅も、理由として考えたくなる点です。

しかし、それぞれの説明がこの研究で直接検証されたわけではありません。

「小柄だから可愛らしい」「背が低いから成功する」と個人に当てはめるのは、研究結果から一歩飛び出した解釈になります。

タイトルの「逆転法則」は、調査で見られた傾向を表す言葉として受け止める必要があります。

この研究では、女優の身長と出演作品数に負の関係が見られ、男性俳優では同じ関係は確認されませんでした。※2

ハリウッドが意図的に隠していた基準や、あらゆる女優に当てはまる成功法則を発見した研究ではありません。

見た目についての直感と、実際のデータが異なる例として読むと、女優の活躍を見る視点が増えそうです。

Xのコメントまとめ

それでは、今回の投稿と引用元で取り上げられた顔の好みについて、Xで寄せられた反応をご紹介します。

以下の4件はそれぞれの投稿への返信で、最後の1件は話題の背景となった引用元の投稿です。

個人の意見であり、男女全体の好みを示す調査結果ではありません。

話題の背景となった引用元の投稿はこちらです。

筆者のコメント

「女が憧れるのはこれだよ」という投稿を見て、同じ顔を見ても、魅力を感じる理由は人によって違うのだと改めて考えました。

ある人にとっては目元の強さが印象的で、別の人にとっては笑ったときの柔らかさが心に残るのかもしれません。

その違いを言葉にして共有するところに、今回の話題の面白さがあると思います。

一方で、男性ならこの顔、女性ならこの顔と区切ってしまうと、そこに当てはまらない人の気持ちが見えにくくなるとも感じました。

自分の好きな雰囲気が、性別で用意された箱のどちらにも入らないという人もいるはずです。

今回の返信にも、示された分け方が多数の人を代表するとは思えないという意見や、男女ともに憧れる顔だという見方がありました。

こうした異なる反応を読むことで、好みを一つにまとめる難しさが伝わってきます。

芸能人の写真を見るとき、私たちは容姿だけでなく、作品での姿や話し方、これまで知ったエピソードも思い出しているのではないでしょうか。

同じ写真でも、好きな作品がある人と、初めて見る人とでは受け取る印象が変わりそうです。

私自身も、最初は特に意識していなかった俳優の演技を見て、その人が急に魅力的に感じられることがあります。

だからこそ、静止画で顔の種類を比べる話題と、俳優としての表現や活躍を考える話題の両方を楽しめると感じます。

今回紹介した演技の脳活動の研究は、画面に映る表情の背後に、役の視点を引き受ける過程があることを考える入口になりました。

もちろん、特定の芸能人の脳の状態を、写真から説明できるわけではありません。

それでも、見た目の美しさに惹かれた先で、作品や演技にも興味を持てることは、芸能の話題ならではの楽しみだと思います。

身長と出演数の研究も、背が高いほうが有利だろうという印象だけでは説明できない世界があると教えてくれます。

ただ、その結果を使って、小柄な人と高身長の人のどちらが優れているかを決めたいとは思いません。

出演数だけでは表せない役の重みや、その人だから残せた場面もあるからです。

誰かに憧れることは、自分が何を大切にしているかを知る機会にもなると感じます。

憧れの対象と自分を比べて落ち込むより、好きだと感じた表情や姿勢を、自分なりに楽しめたら素敵です。

今回の投稿も、他人の好みを否定する材料ではなく、お互いの感じ方を知る話題として読みたいと思いました。

違う意見があっても、その人はそこに魅力を感じるのだと受け止める余地を残したいです。

顔の好みに正解を急いで求めず、それぞれの魅力を楽しめる見方を大切にしたいと思います。

引用文献

  1. ※1 Brownほか(2019)「The neuroscience of Romeo and Juliet: an fMRI study of acting」
    https://www.neuroarts.org/pdf/acting_fMRI.pdf
  2. ※2 Stieger・Burger(2010)「Body Height and Occupational Success for Actors and Actresses」
    https://kris.kl.ac.at/en/publications/body-height-and-occupational-success-for-actors-and-actresses/

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