
幾田りらさんが札幌・創成川公園の名前とともに「なにか歌ってみようかな」と投稿し、歌声を期待する声が寄せられています。
そこで本記事では、幾田さんの札幌での投稿を入り口に、以下の4つの構成で気になる情報や役立つ豆知識などをお届けします。
- 幾田りらさんの札幌・創成川公園での投稿に関するニュース紹介。
- 「音と植物の意外な関係」に関する2つの豆知識。
植物が音楽で元気になる科学的理由
音楽農業が日本で始まった理由
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回のニュースに注目しながら、音と植物の関係にまつわる豆知識も身につけていただき、身近な景色の中で音楽を楽しむ時間について改めて考えるきっかけになれば幸いです。
それでは早速、幾田りらさんが札幌から届けた投稿のニュースを見ていきましょう。
幾田りらさんの札幌での投稿のニュース情報
今回の幾田りらさんによる札幌・創成川公園からの投稿を紹介します👇。
今回の公園から届いた幾田さんの投稿をきっかけに、身近な自然にも目を向けながら、音と植物の成長にまつわる2つの豆知識をご紹介します。
植物が音楽で元気になる科学的理由
植物に音楽を聞かせると成長が良くなるという話を聞いたことがありますか。
国内の学校の研究には、音を与えた植物と与えなかった植物を比べた報告があります。※1※2
ただし、どんな植物も音楽で元気になると確立されたわけではありません。
今回は、植物と音の意外な関係について、実験で分かったことと残る課題を解説します。
高校生が発見した音の秘密
奈良女子大学附属中等教育学校の研究では、マカラスムギの発芽後の茎を切り取り、音波や音楽を与えて伸びを測定しました。※1
モーツァルトの交響曲第29番を使用した実験では、無音の条件より茎の平均の伸びが大きい結果が記録されています。※1
一方、この実験から発芽率や根の成長が向上したとは言えません。
研究報告は、実験回数が少なく、科学的な理由の解明には至らなかったとも述べています。※1
発芽率に約17ポイントの差が出た実験
大阪教育大学附属天王寺中学校では、カイワレダイコンにクラシック音楽を聞かせる条件と聞かせない条件を比較しました。※2
各35粒のうち、音楽ありでは32粒、音楽なしでは26粒が発芽し、発芽率はそれぞれ約91%と約74%でした。※2
この差は約17パーセントポイントであり、発芽率が相対的に17%増えたという意味とは異なります。
また、音楽なしでは栽培開始6日後、音楽ありでは7日後にしおれたと報告されています。※2
ただし、茎の長さに明確な違いは出なかったと整理されています。※2
植物が音を感じるメカニズム
神戸高等学校では、400Hzの正弦波とエンバクの伸長との関係が調べられました。※3
植物ホルモンであるオーキシンの合成を妨げる薬剤などを使い、音の影響が生じる経路を検討しています。※3
その結果、合成に関わるTAAとYUCという酵素の発現量が増える可能性が示されました。※3
ただし、発現量そのものを直接測定した結果ではなく、仕組みが確定したという説明には注意が必要です。
音の影響を考えるときは、人が音楽を楽しむ体験と、植物への物理的な刺激を区別する必要があります。
これらの報告は、音と植物の関係を考える手がかりになります。
特定の周波数なら必ず効果が出る、クラシックならどの植物にもよい、と一般化することはできません。
音楽農業が日本で始まった理由
日本には、作物に音楽を流して育てる「音響栽培」の取り組みがあります。※2
植物に音を与える発想は興味深いものですが、栽培の効果や導入の経緯は分けて確認する必要があります。
学校での実験だけで、日本の音楽農業が始まった歴史を説明することはできません。
ここでは、音楽の種類や周波数を比べる実験を読む際のポイントを見ていきます。
クラシックvsジャズの意外な結果
福岡県立鞍手高等学校は、「植物の育成における音楽の影響」という研究を公開しています。※4
クラシックとジャズを比べる際には、同じ植物を使い、音楽以外の栽培条件をそろえることが重要です。
平均値に小さな差がある場合でも、個体数やばらつき、実験の繰り返しを調べなければ、特定の音楽が優れているとは言えません。
音楽のジャンルだけでなく、音量や流す時間などの条件をそろえることも大切です。
周波数の違いで効果は変わるのか
音の高さを表す周波数は、植物への音の影響を調べる研究でも扱われます。
神戸高等学校の研究は、複数の周波数を比べ、400Hzで伸長が促進される傾向を検討しています。※3
一方、1000Hzや2000Hzなどの結果は一様ではなく、すべての条件で成長を促進するとはしていません。※3
同じ植物でも、発芽と発芽後の茎の伸びは異なる評価項目であり、一方の結果を他方に当てはめることはできません。
農家が実際に採用する理由
天王寺中学校の研究では、音楽を流して作物を育てる農家の取り組みが研究動機として紹介されています。※2
これは取り組みが存在するという情報であり、学校の研究結果を受けて農家が導入したと証明するものではありません。
実際の栽培では、水や光、温度、品種など多くの条件が生育に関わります。
音楽の効果を検証するには、そうした条件をそろえ、収量や品質まで継続して比較する必要があります。
音楽農業は、音と植物の関係を身近に考えるきっかけになります。
ただし、実験で観察された違いと、農業全体に応用できる効果の確立は同じではありません。
興味深い結果を楽しみながら、その実験がどこまで確かめたものなのかにも目を向けたいですね。
Xのコメントまとめ
それでは、幾田りらさんの札幌での投稿について、Xで寄せられたコメントをまとめましたので、紹介していきます。
筆者のコメント
今回の幾田りらさんの投稿を読んで、最初に心に残ったのは、晴れた日に歌いたくなるという、とても自然な気持ちでした。
短い言葉なのに、これから何かが始まりそうな楽しさが伝わってきて、読んでいるこちらまで少し明るい気分になります。
大きなステージで活躍する人が、公園の名前を添えてそんな気持ちを発信すると、いつもの街の景色が急に特別なものに見えてきますね。
「わくわく」という一言にも、聴く人だけでなく、歌う本人もその時間を楽しみにしているような温かさを感じました。
もちろん、短い投稿からそのときの思いをすべて知ることはできませんが、受け取る側が自由に想像を膨らませられる余白があるのが魅力だと思います。
札幌の創成川公園という具体的な場所が書かれていることで、その土地に暮らす人には、いつもの散歩道と音楽がつながるような驚きもあったのではないでしょうか。
遠くから投稿を見た人にも、晴れた空の下で歌声が響く場面を思い描く楽しさがあります。
音楽は、再生ボタンを押したときだけに始まるものではなく、誰かが歌いたくなる気持ちの中にもあるのだと感じました。
私たちは普段、好きな曲をイヤホンで聴きながら、移動や買い物を済ませることが多いかもしれません。
それでも、身近な場所に歌う人がいると知れば、少し立ち止まって耳を傾けたくなります。
同じ声でも、聴く場所や、その日の空気によって印象が変わるところが、音楽のおもしろさですよね。
今回寄せられたコメントにも、札幌に来ていたことへの驚きや、歌声を聴きたいという思いが表れていました。
その反応を見ていると、たった一つの投稿が、人と場所、人と音楽を結ぶきっかけになるのだと思います。
ただ、現地で聴けた人だけが特別な楽しみ方をしていると考える必要はないとも感じます。
画面越しに投稿を読んで、帰り道に好きな曲を聴き直すだけでも、自分の一日は少し違って見えるはずです。
公園という言葉から植物と音の研究へ話を広げると、普段は別々に考えていたものに接点があることにも気づきます。
とはいえ、今回いちばん惹かれたのは、難しい説明よりも先に届く、歌うことへの軽やかな気持ちでした。
忙しい毎日の中でも、天気のよさに気づき、何かを楽しみたいと思える時間を大切にしたいです。
幾田さんの投稿は、音楽を聴く予定がなかった日にも、ふと一曲を選びたくなるような小さなきっかけになりました。
これからも、作品だけでなく、こうした何気ない言葉から伝わる表現の楽しさを味わっていきたいと思います。
引用文献
- ※1 奈良女子大学附属中等教育学校「植物の成長と音楽との関係」。
https://nwuss.nara-wu.ac.jp/media/sites/11/ssh13_16.pdf - ※2 大阪教育大学附属天王寺中学校「植物生育におけるクラシック音楽が与える影響」。
https://f.osaka-kyoiku.ac.jp/tennoji-j/wp-content/uploads/sites/4/2025/05/49-02.pdf - ※3 兵庫県立神戸高等学校「音の植物の伸長への影響とそのメカニズム」。
https://seika.ssh.kobe-hs.org/media/common/KadaiKenkyuu/seibutu/2019/2019論文-音.pdf - ※4 福岡県立鞍手高等学校「研究論文:植物の育成における音楽の影響」。
https://kurate.fku.ed.jp/paper/


















