「春男さん、ありがとう」黛英里佳さんが綴った最後の言葉に涙が止まらない

黛英里佳さんがSNSで綴られた「春男さん」についての投稿は、とても静かで、でも深い愛情に満ちたものでした。『ケンミンSHOW』で「はるみ」役を演じていた彼女にとって、春男さんはきっと長い年月を共に過ごした“かけがえのない家族”だったのだと思います。

17歳という年齢まで生きた愛犬は、それだけで立派です。年老いた春男さんが、黛さんと息子さんの帰りを待っていてくれたという描写は、とても印象的でした。言葉を交わせなくても、気持ちはきっと伝わっていたのでしょう。最期の「ありがとう」「大好きだよ」という言葉は、彼にとって何よりの贈り物だったと思います。

「荼毘に付しても実感が湧かない」という言葉には、多くの方が共感したのではないでしょうか。確かに見送ったはずなのに、ふとした瞬間に足元にいるような気がして、名前を呼んでしまう。そういう気持ち、私も経験があります。家の中にその存在がいた時間は、思っている以上に私たちの心に根づいているのだと改めて気づかされます。

印象的だったのは、「犬ってこんなに笑うんだなぁと驚いた」という一言です。ペットにも感情があることはわかっていても、「笑っていた」と言えるほど通じ合えていた関係性が、とても素敵だと感じました。嬉しいとき、楽しいとき、一緒にいるだけで心が通うような存在。それが春男さんだったのですね。

黛さんの投稿は、ただペットの死を報告しただけではありませんでした。「最期に立ち会えたこと」「直接ありがとうを伝えられたこと」そして「みなさんにも見守っていただいたから報告したいと思ったこと」。どの言葉からも、春男さんへの感謝と、読者やファンへの思いやりがにじみ出ていました。

この投稿を通して、「いま身近にいる大切な存在」に改めて目を向けるきっかけをもらった方も多いのではないでしょうか。日々の忙しさに追われてつい忘れてしまいがちな“ありがとう”や“会えてよかった”という気持ちを、ちゃんと伝えていきたいですね。

春男さん、どうか天国でもたくさん笑って走り回っていてください。黛さんの愛情は、きっと永遠に届いていると思います。